METsとカロリー
2020/07/10~07/11
皆さん、こんにちは。
「はなつ」です。
今回はMETsについて書いてみようと思います。
METsとは
「METs」はMetabolic Equivalents(代謝当量)の略で、身体活動の強度を示す単位です。
身体活動時の酸素消費量が、安静時(座位)の何倍かを表しています。
安静時の酸素消費量が1METsとなります。
簡単に言うと、運動の「きつさ」を表しています。
METsの例
安静時(座位):1METs
ウォーキング:3.5METs
ラジオ体操:3.8METs
テニス(ダブルス):4.5METs
ジョギング:7.0METs
ランニング:8.0METs
水泳:10.0METs
METsとカロリー
カロリーとMETsの関係は以下となっています。
消費カロリー(kcal)=1.05 × METs × 時間 × 体重(kg)
運動をした日の消費カロリー計算
METsには基礎代謝も含まれているため、1日のカロリー計算に使う場合には、以下のように計算する必要があります。
1日の消費カロリー = 1日の基礎代謝 + 1.05 × (METs-1) × 時間 × 体重(kg)
水シャワーダイエット
2020/07/08
皆さん、こんにちは。
「はなつ」です。
高タンパク&カロリー制限ダイエットによって、目標だった体重(63kg)にまで落とす事が出来ました。
今後は太らないようにカロリーを増していこうと思っていますが、リバウンドしたら嫌なのでなかなか食事を戻せないでいます。
そこで調べたのが、代謝をアップさせる方法です。
その中の一つに「水シャワー」があったので、最近実践しています。
数日前から始めたのですが、最初は冷たくて息が止まるほどでした。
ただ、やっていくうちに慣れていくものらしく、水シャワーからの風呂や、水シャワーからの温水シャワーを経て、今日はとうとう水シャワーのみを実現させることができました!
ダイエットや免疫力アップ等の効果があるらしいので、試してみてもいいかもしれません。
タンパク質コスパについて
2020/06/26~07/04
皆さん、こんにちは。
「はなつ」です。
今回は、タンパク質コスパについて書いてみようと思います。
以前にも書いたのですが、僕は現在、高タンパク質+カロリー制限にてダイエットしています。
タンパク質を100g~120g程取りつつ、1日の摂取カロリーを1500kcalにするというものです。
このダイエットを行う上で重要なのはタンパク質の摂取となりますが、コストをかけすぎるのも嫌だなという事で、タンパク質コスパを調べたことがありました。
せっかく調べたので、記事にしようと思い、タンパク質コスパについて書くことにしました。
結論
No1:鶏むね肉:4.5円/g
No2:豆腐:5.3円/g
No3:プロテイン:5.73円/g
タンパク質コスパランキング
タンパク質1gにかかるコストを計算しました。
素材であっても、調理にかかるコストは計算には含んでいません。
[No1:鶏むね肉(100g)]
タンパク質(22.3g):値段(100円):コスパ(4.48g/円)
コスパNo1は、筋トレのお供食材の鶏むね肉です。
100gの皮付き鶏むね肉は100円以下で買う事が出来、皮を取り除けばほぼタンパク質だけとなる最高の食材です。
調理の手間はありますが、安くタンパク質を摂取したい場合には最高の食材と言えると思います。
[No2:絹ごし豆腐(150g)]
タンパク質(7.5g):値段(40円):コスパ(5.3g/円)
コスパNo2は、豆腐です。
値段はピンキリですが、安い豆腐はなかなかのコスパとなります。
ただ、タンパク質の半分程の糖質、脂質も摂取する事になるので、カロリー制限時には注意が必要です。
また、コスパは良いものの、タンパク質を大量に摂取するためには大量の豆腐を食べないといけないため、豆腐だけで目標タンパク質を摂取するのは難しいと思います。
[No3:プロテイン]
タンパク質(15g):値段(80円):コスパ(5.7g/円)
コスパNo3は、鶏むね肉と並ぶ筋トレのお供であるプロテインです。
水や牛乳に溶かして飲め、手軽にタンパク質を摂取する事が可能です。
味もいろいろあり、好みのプロテインを探すのも楽しいかもしれません。
僕はSAVASのリッチショコラ味がお気に入りで、最近2kgを購入しました。
ザバス(SAVAS) ホエイプロテイン100+ビタミン リッチショコラ味 【50回分】 1,050g
[No4①:ツナ缶(ノンオイル)]
タンパク質(12.5g):値段(100円):コスパ(8.0g/円)
コスパNo4は、ツナ缶(ノンオイル)です。
オイル缶は脂質が多くカロリーが高いですが、ノンオイル缶はヘルシーかつ高タンパク質です。
ただ、おいしさはオイル缶の方がおいしいです。
[No4②:アサヒ プロテインチョコ(72本購入時)]
タンパク質(15g):値段(120円):コスパ(8.0g/円)
同率No4は、アサヒ プロテインチョコです。
まとめ買いをすることでなかなかのコスパをたたき出してくれます。
プロテインバーにはおいしくないものもありますが、これは普通においしく毎日のように間食として食べています。
糖質も脂質もそれほど高くなく、おすすめの一品です。
[No5:プロフィット ささみプロテインバー]
タンパク質(22g):値段(196円):コスパ(8.91g/円)
ささみで作った魚肉ソーセージって感じです。鶏肉ソーセージですが。
1袋に2本入っていて、2本で22gのタンパク質を摂取できます。
プロテインバーのような甘いものが好きじゃない人には、こちらが良いかと思います。
丸善 プロフィット ささみ ソーセージ 20袋40本入 プロテインバー PROFIT 4種アソート
タンパク質コスパランキング表(No6以降含む)
順位 | 品目 | タンパク質 | 値段 | コスパ |
---|---|---|---|---|
No1 | 鶏むね肉(100g) | 22.3 g | 100 円 | 4.48 円/g |
No2 | 絹ごし豆腐(150g) | 7.5 g | 40 円 | 5.33 円/g |
No3 | プロテイン(1杯) | 15 g | 80 円 | 5.33 円/g |
No4① | ツナ缶(ノンオイル)(1缶) | 12.5 g | 100 円 | 8.00 円/g |
No4② | アサヒ プロテインチョコ(72本購入)(1本) | 15 g | 120 円 | 8.00 円/g |
No5 | プロフィット ささみプロテインバー(1袋) | 22 g | 196 円 | 8.91 円/g |
No6 | 鯖缶(1缶) | 15 g | 150 円 | 10.00 円/g |
No7 | ファミマ サラダチキン(1包) | 24.3 g | 258 円 | 10.62 円/g |
No8 | セブン サラダチキン(1包) | 21.7 g | 219 円 | 10.09 円/g |
No9 | プロフィット SASAMI(1包) | 12 g | 166 円 | 13.83 円/g |
No10 | BASE BREAD(1食2個) | 24.4 g | 390 円 | 15.98 円/g |
番外 | Premier プロテインバー(購入困難) | 30 g | 150 円 |
5.00 円/g |
あとがき
以上がタンパク質のコスパについての記事でした。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
有酸素系によるATPの生成
2020/06/17~06/25
皆さん、こんにちは。
「はなつ」です。
今回も引き続きATPの生成について書いていこうと思います。
ATP生成経路の一つ、「有酸素系」についてです。
見やすく書けてはいないのですが、参考になれば幸いです。
有酸素系
解糖系によって生成されたピルビン酸、脂肪の分解により生じた遊離脂肪酸、アミノ酸から変換されたピルビン酸等が、ミトコンドリア内で処理される過程でATPが生成される経路です。
酸素を必要とする好気的反応です。
また、解糖系によって生成されたNADHも関係してきます。
有酸素系の特徴
ATPを生成する経路の中で、一番遅い回路が有酸素系となります。
速度は早くないのですが、ATPの生成数が一番多いのが、この有酸素系です。
酸素、糖質、脂肪酸、アミノ酸が尽きない限り無限にATPを生成することができます。
有酸素運動では、有酸素系によって生成されたATPがメインで使われています。
※ATP-CP系によるATP、解糖系によるATPも少ないですが、使用されるそうです。
有酸素系の仕組み(糖質編)
解糖系によって生じたピルビン酸は好気的条件下でミトコンドリアに取り込まれます。
- ピルビン酸がアセチルCoAに代謝され、同時にNADHという補酵素が合成される。
- アセチルCoAがクエン酸回路(TCA回路)に入り、GTP(最終的にATPに変わる)が合成され、同時に補酵素であるNADHとFADH2が合成される。
- NADHとFADH2が電子伝達系での反応に使用され、多くのATPが合成される。
グルコースは解糖系と有酸素系によって32分子、もしくは30分子のATPが合成されます。
※P/O比を2.5、1.5で計算した場合。
解糖系:グルコース=>2ピルビン酸+2ATP+2NADH(ミトコンドリア外)
ミトコンドリア内:2ピルビン酸=>2アセチルCoA+2NADH
TCA回路:2アセチルCoA=>6NADH+2FADH2+2GPT
電子伝達系(肝臓、心臓、腎臓):8NADH+2FADH2+2NADH(ミトコンドリア外)=>20+3+5
電子伝達系(上記以外の臓器):8NADH+2FADH2+2NADH(ミトコンドリア外)=>20+3+3
合計:32ATP(肝臓、心臓、腎臓)、30ATP(それ以外の臓器)
有酸素系の仕組み(脂質編)
脂肪の分解により生じた遊離脂肪酸をスタートとして、ミトコンドリア内でATPが合成されます。
- 遊離脂肪酸がアシルCoAに変換される。
※この変換では、2分子のATPが消費される。 - アシルCoAは一連の反応を経て、脂肪酸アシルCoAという形でミトコンドリア内に取り込まれる。
- β酸化という工程により、脂肪酸アシルCoAからアセチルCoAとNADHとFADH2が生じる。
※β酸化1サイクルで、アセチルCoAが1分子、NADHが1分子、FADH2が1分子生じる。 - 脂肪酸アシルCoAが全てアセチルCoAに変換されるまでβ酸化が続く。
※最終サイクルではアセチルCoAが2分子、NADHが1分子、FADH2が1分子生じる。 - アセチルCoAはクエン酸回路(TCA回路)に入り、ATPと補酵素であるNADHとFADH2が合成される。
- NADHとFADH2が電子伝達系での反応に使用され、多くのATPが合成される。
1分子の遊離脂肪酸からのATP合成数は、遊離脂肪酸の種類によって異なります。
例として、遊離脂肪酸の1つであるステアリン酸(C18)では、2分子のATPで脂肪酸アシルCoAに変換された後、ミトコンドリア内でβ酸化が8サイクル行われ、アセチルCoAが9分子、NADHが8分子、FADH2が8分子生じます。
アセチルCoAからはTCA回路と電子伝達系によって10分子のATPが合成されるので、ステアリン酸からは合計120ATPが合成されます。
奇数炭素の遊離脂肪酸や不飽和脂肪酸では反応が異なるのですが、割愛させていただきます。
有酸素系の仕組み(タンパク質編)
タンパク質はアミノ酸に分解され吸収されます。
体を作るアミノ酸は20種類あり、それぞれエネルギーへの変換方法が異なるため、ここで詳しくは書きません。(書けません。。。)
アミノ酸は、ピルビン酸やアセチルCoAに変換された後、TCA回路に入ることによりATPが合成されます。
肝臓で糖新生によりグルコースに変換され、グルコースとしてATPを合成する経路も存在しています。
1分子のアセチルCoAからのATP合成数
TCA回路:アセチルCoA=>3NADH+1FADH2+1GPT
電子伝達系:3NADH+1FADH2=>7.5+1.5
合計:10ATP
~~あとがき~~~~~~~~~~
今回の記事はだいぶ時間がかかってしまいました。
そして、読みづらくなってしまったかと。。。
化学式とかも書いてしまったので。。。
しかし、一通りのATP合成について書いた結果、ほぼほぼ理解できたかと思っています!
いずれ、わかりやすくまとめなおしたいと思います。
解糖系によるATPの生成
2020/06/15~06/16
皆さん、こんにちは。
「はなつ」です。
今回も引き続きATPの生成について書いていこうと思います。
ATP生成経路の一つ、「解糖系」についてです。
解糖系(乳酸系)
グルコースやグリコーゲンがピルビン酸に分解される時に生じるエネルギーによって、ATPが生成される経路です。
ATPと同時に2分子のNADHが生成されます。
この経路もATP-CP系と同様に無酸素下(嫌気的条件下)でATPを合成する事が可能です。
強度の強い運動中といったような嫌気的条件下では、生成されたピルビン酸が乳酸に変化するため、乳酸系と呼ばれる事があります。
スポーツに絡めてATPを説明する場合、乳酸系とよく呼ばれるようです。
※NADHは有酸素系で、ATPの合成に関与します。
解糖系の特徴
ATPを生成する経路のうち、二番目に早い回路が解糖系となります。
解糖系では、食後は約3時間くらいは血中のグルコースが使われますが、基本的には筋肉に蓄えられたグリコーゲンが使用されます。
解糖系では、30~60秒の全力運動が可能とされています。
解糖系によるATPの合成数
グルコース1分子から、2分子のATPと2分子のピルビン酸と2分子のNADHが合成されます。
グリコーゲン1分子から、3分子のATPと2分子のピルビン酸と2分子のNADHが合成されます。
※解糖系では途中グルコース6ーリン酸という物質が生成されるが、グルコースからの場合はATPを1分子使うため、グリコーゲンと比べて合成ATP数が少なくなる。
ATP-CP系によるATPの生成
2020/06/14
皆さん、こんにちは。
「はなつ」です。
今日は、昨日の続きを書いていこうと思います。
ATP-CP系(クレアチンリン酸系)
筋肉や脳に蓄えられているクレアチンリン酸が、クレアチンとリン酸に分解されるエネルギーによってATPが生成される経路です。
ATP-CP系は無酸素下(嫌気的条件下)でATPを合成する事が可能です。
ATP-PCr系と呼ばれる事もあります。
ATP-CP系の特徴
ATPを生成する経路のうち、一番早い経路がATP-CP系です。
ただし、クレアチンリン酸の貯蔵量は多くはないため、短時間しかATPを供給することができません。
クレアチンリン酸は約8秒間の全力運動で使い切ってしまいます。
運動時、ATPが無くなってしまう前にATP供給を開始し、解糖系に引き継ぐまでのつなぎとなる重要なATP生成経路となっています。
クレアチンリン酸の貯蔵量
クレアチンリン酸の素となるクレアチンは、約90%が筋肉に存在しています。
総貯蔵量は、平均的体格(体重70kg)の人で約120gと推定されています。
その中の約3分の2がクレアチンリン酸として存在しています。
今日はATP-CP系についてでした。
ATP~カロリーの行きつく先~
2020/06/07~2020/06/13
皆さん、こんにちは。
「はなつ」です。
先週は、「一日に必要な炭水化物(糖質)摂取量」という記事を書きましたが、結論は出せずに終わりました。。。
なので継続して調べていたのですが、最終的に生物のエネルギーの源となっているATPにまでたどりつきました。
なので、今週の記事は「ATP」についてです。
ATPとは
Adenosine Tri Phosphate(アデノシン三リン酸)の事で、一般的には短縮形のATPと呼ばれます。
生物のエネルギー通貨と呼ばれており、生物の体内において様々な事に使われる物資です。
ATPが、ADP(アデノシン二リン酸)とリン酸に加水分解する事で生じるエネルギーを、生物は利用しています。
用途例:筋肉の収縮、化学反応の進行、DNAの複製、等々
食品のカロリーは、「その食品からどれだけATPを生成できるか」という事を表していると言えます。
1gの糖質からは、4kcal分のATPを生成できるという事になります。
化学反応を進行させる事にも関わってくるため、ATPを生成する過程でATPが使用される事もあります。
ATPの生成
ATPは炭水化物、タンパク質、脂質から生成されます。
ATPを生成する経路は3つ存在していて、以下の3つでとなります。
これらATP生成経路については、改めて記事を書こうと考えています。
あとがき
ATPについて調べた内容としては、ここからが本番ではありますが、今週の記事はいったんここで締めさせてもらおうと思います。
記事を書くのってなかなか大変ですね。
こんな文章だけの記事なのになかなか時間がかかってしまいます。